首相がドイツ到着 「自由貿易を守るチャンピオンでありたい」と保護主義にクギ 情報通信機器展示会であいさつ

 【ハノーバー=石鍋圭】安倍晋三首相は19日夕(日本時間20日未明)、政府専用機でドイツのハノーバー空港に到着した。同日夜にはメルケル独首相とともに、ハノーバー市で20日から開かれる世界最大級の情報通信機器展示会の開会行事に出席。「自由な貿易と投資の恩恵を受けて伸びた日本は、ドイツとともに開かれた体制を守るチャンピオンでありたい」とあいさつし、自由貿易の重要性を訴えた。トランプ米政権が鮮明にする保護主義の動きにクギを刺した形だ。

 首相は自由貿易に関し「公正で民主主義の評価に耐えるルールが必要だ。一部の人に富が集まり、無法者が得をする状態を作ってはならない」とも指摘。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)について「早く結ばなくてはならない」と述べ、早期大枠合意に向けた協議加速に意欲を示した。

 首相はまた、日独のデジタル分野の協力などを盛り込んだ「ハノーバー宣言」を担当閣僚間で署名すると表明。「ドイツ人も日本人も、モノをつくることに誇りを託し、無上の喜びを感じる人間だ」と述べ、経済成長のために技術革新が最重要だとの認識を示した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧