安倍晋三首相の防大卒業式訓示(全文)

 安倍晋三首相は19日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し、「安全保障環境が厳しさを増す中、わが国自身の防衛力を強化し、自らが果たしうる役割の拡大を図っていかなければならない」などと述べた。詳細は以下の通り。

     ◇

 本日、伝統ある防衛大学校の卒業式にあたり、これからのわが国の防衛の中枢を担う諸君に、心からのお祝いを申し上げます。

 卒業おめでとう。

 諸君の規律正しく希望に満ちあふれた姿に接し、自衛隊の最高指揮官として、心強く、大変頼もしく思います。

 諸君がこの防衛大学校の門をたたいたのは、私が再び総理大臣に就任し、自衛隊の最高指揮官となった直後のことでした。わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、責任を持って対応せよとの国民の声に背中を押され、政権交代が実現しました。

 そして4年前、まさにこの場所に立って諸君の先輩たちを前に、私が先頭に立って国民の生命財産、わが国の領土・領海・領空を守り抜く、その断固たる決意を表明したことを、昨日のことのように思い出します。

 その決意を実際の行動に移す。諸君たちが、ここ小原台で奮闘していた4年間、私も安全保障政策の立て直しに全力を尽くしてきました。日本で初めての国家安全保障戦略の策定、NSC、国家安全保障会議の設置、その事務局では、将官を筆頭に20名を超える自衛官が私を支えてくれています。新たな防衛計画の大綱では10年間一貫して削減が続いていた防衛費を増加させていく方針を決定致しました。

 さらには、防衛装備移転三原則、友好国の防衛能力の向上は地域全体の平和と安全に大きく寄与するものであります。

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