小池都知事、築地市場を視察 「コミュニケーションはしっかり取れている」

 東京都の小池百合子知事(64)が12日、築地市場(中央区)を視察し、競りに参加する業者たちから歓声で迎え入れられた。

 豊洲市場(江東区)への移転延期を決定以降、初となる築地の視察を行った小池知事。移転問題の先行きが見えない中、補償問題にも揺れる市場関係者らにはいらだちも募っているかと思われたが、予想以上の「百合子人気」だった。

 「熱烈歓迎。あそこまでになるとは思わなかった」と漏らしたのは、築地市場協会の伊藤淳一副会長。小池知事はまず5時過ぎに生鮮マグロの卸売場を視察。自前の長靴に、イメージカラー「百合子グリーン」のストールを巻いた小池知事を一目見ようと、現場には200人を超える業者たちが集まった。ユリの花束を抱いて駆けつけた関係者も複数おり、雰囲気は終始和やかだった。

 さらに青果部卸売場では、競り開始前の約200人の青果業者たちから一斉に大歓声と拍手が。「百合子グリーン」を意識してか、緑色のかつらをつけて手を振る業者の姿もあり、小池知事も「緑で迎えてくださって。(市場関係者との)コミュニケーションはしっかり取れていると思っている」と感謝した。

 一方で、豊洲への移転決断を望む築地市場協会の伊藤裕康会長から「今年度中に一定の判断を示してほしい」との強い要望を受ける場面も。小池知事は「安全安心は何よりも優先されるべき」と強調。14日に開かれる専門家会議で公表される見通しの、豊洲の地下水の最終モニタリング結果を「判断材料にしていく」と答えるにとどめた。

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