「またか」「封じ込めないといけない」拉致家族、北核実験の可能性に怒り 拉致への影響に不安

 「またか」。北朝鮮が今年2度目となる核実験を行った可能性があることについて、北朝鮮による拉致被害者の家族は怒りを募らせた。一方で、国際社会の関心がさらに核に向かう恐れもあり、拉致問題解決への影響を心配する声も上がっている。

 拉致被害者、横田めぐみさん(51)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(80)は「またかという感じ。それしかないですね。日本や国際社会がしっかりと立ち上がらないと、とんでもないことになる」と話した。

 今年に入り、北朝鮮は核実験に加え、弾道ミサイル発射を繰り返している。国際社会の注目は北朝鮮の核とミサイルに集まっているため、被害者家族は拉致問題に対する関心が薄まり、解決が遠のくのではないかという懸念を抱く。

 「またかという感じで、憤怒の思いでいっぱい。このままやりたい放題だと脅威になる」。昭和53年に北朝鮮に連れ去られた市川修一さん(61)=同(23)=の兄、健一さん(71)は怒りの気持ちを話すが、「政府は拉致、核、ミサイルを包括的に解決していくという方針だけれど、拉致は命にかかわる問題。切り離して最優先で解決してもらいたい」と強調する。

 国際社会の行動を期待する声もある。市川さんとともに拉致された増元るみ子さん(62)=同(24)=の弟、照明さん(60)は「中国に四の五のいわせないで、北朝鮮は完全に封じ込めないといけない。今、拉致問題は動いていない。北朝鮮を追い詰めるのがまず先決ではないか」と話した。

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