民進党代表選 連合・神津里季生会長インタビュー「共産党とは互いに信頼できる間柄にはなれない」

 【共産侵食~民進党代表選】

 連合の神津里季生会長に、民共連携について聞いた。

 --次の衆院選で民進党は共産党と連携すべきか

 「今夏の参院選は安全保障問題について共通の考え方があり、野党の中心にある民進党に共産党が乗るという形だった。野党共闘はプラスに働いたところもゼロではないが、マイナス部分も相当あった。そこはしっかり見極めなければならない。ずるずる野党共闘という言葉が独り歩きするのは違う。衆院選は、本当の意味で基本政策の一致がなければ『共闘』という文字にふさわしくない」

 --共産党は野党連立政権「国民連合政府」構想を掲げている

 「連合は民主的な労働運動を行ってきた組織であり、歴史的な経過もある。共産党が党名と綱領を変えるような本当の変革を考えているなら別だが、共産党と互いに信頼できる間柄にはならない」

 --民進党に期待する政策は

 「旧民主党政権時代に掲げた子ども手当や高校授業料無償化といった政策は、これからの日本を考えれば大事なことばかりだ。今、子育て問題がクローズアップされており、方向性を打ち出したことは間違いでなかった。ただ、組織のガバナンス(統治)の問題で、国民があきれ果ててしまった。この傷は深い。民進党への不安感を振り払うことが非常に大事だ」

 --民進党代表選が9月15日にある

 「党勢回復には暗雲が垂れ込めたままだ。党のイメージも含め、暗雲を吹き払うような議論をしてもらいたい。代表選が無投票となることはよくない。国民が期待を持てる存在であることを代表選を通じ、発信してほしい。政権を担える政党になり得る可能性は十分あるはずだ」

 --憲法改正議論や自民党との大連立については

 「憲法はしっかりと議論すべきだ。参院選で改憲勢力が発議に必要な3分の2を占めた中で、一切議論しないという方がおかしいだろう。大連立は、条件が整うならばあっていい話だ」

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