自民党派閥、はや新人争奪戦 「数は力」 人事にらみ囲い込みに躍起

 参院選から10日が過ぎ、自民党の派閥が活動を本格的に再開させた。各派は今回当選した「新議員」のリクルート活動を着々と進めており、安倍晋三首相が8月3日にも想定している内閣改造・党役員人事をにらみ、「数は力」とばかりに影響力拡大に躍起となっている。

 「参院選も終わり、今後の安倍政権は政策を着実に進めなければなりません」

 高原らしい涼やかな空気に包まれた栃木県那須塩原市。自民党山東派は20日、党内8派閥の先陣を切って夏季研修会を開き、山東昭子会長はこう強調した。

 研修会には、比例代表で初当選した今井絵理子氏もさっそく出席した。今井氏は、山東氏が直接出馬を打診。選挙戦では山東事務所の秘書が全国遊説などの陣頭指揮にあたり、山東氏も積極的に支援した。同派は今井氏の入会で参院選前から1増の11人に増えた。

 産経新聞のまとめでは、参院選で初当選した自民党新人18人(議員任期は26日から)のうち、最大派閥の細田派に3人がすでに入会した。同派では岩城光英法相らが落選したが、準会員だった山田宏氏(比例)も含め選挙前から1減にとどめ、95人の勢力を維持した。

 二階派は1人落選したが、全国土地改良政治連盟が組織内候補として擁立した進藤金日子氏が入会。自民党入党が内定している平野達男元復興相も入る方向だ。麻生派は神奈川選挙区で当選し、追加公認された中西健治氏と、無派閥だった猪口邦子元少子化担当相が入会の方向だ。

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