子供の性被害防止条例成立 唯一なかった長野県で

 全国で唯一、18歳未満の子供との性行為を処罰する条例を持たない長野県が制定を目指していた「子どもを性被害から守るための条例」が1日、県議会で可決、成立した。施行は7日の予定。処罰規定など一部は11月1日に施行される。

 条例成立後の記者会見で阿部守一知事は「教育や被害者支援も規定した全国でも例のない総合的な条例。一人でも多くの子供が救われるようにしたい」と語った。

 条例は、18歳未満の子どもを脅すなどして性行為やわいせつ行為をした場合、2年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す。また県に対し、性教育の充実に向けた教員の研修を実施し、被害者の支援体制を整備するよう求めた。

 県では長年、自治体や保護者、学校が繁華街の見回りや有害図書の規制などに取り組んできた。しかし、子どもの性被害が後を絶たないことから2月に知事が条例制定方針を発表。パブリックコメント(意見公募)を実施した結果、肯定的な意見が多かったとして条例案を提出した。

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