米軍を介して「情報伝言ゲーム」を強いられる自衛隊 韓国政治・メディアは妨害を止めよ!

 日米韓3カ国のトライアングルをゆがめ→北朝鮮や中国を利し→東アジアの安全保障を危うくしている最大の要因は、韓国側にある。わが国が早期締結を求めるGSOMIA(軍事情報包括保護協定)に、韓国が応じないからだ。GSOMIAは、国家間で交換する安全保障情報を、第三国に漏洩せぬよう結ぶ協定。当然、日米両国は2007年に締結しており、2国間の信頼の証でもある。

 実のところ、自衛隊と韓国軍のミリ・ミリ(軍・軍)関係は劣悪ではない。日本のみならず、韓国自体の安全保障を脅かしているのは韓国のメディアと、メディアの機嫌取りで大衆迎合にひた走る政治家だ。「反日」を唱えていれば、一定程度安定が保障される政治家は、GSOMIA締結の芽が見え始めるとつぶしにかかる。李明博政権(2008~13年)で締結が期待されたが、青瓦台(大統領府)はちゃぶ台返しした。

 かくなる惨状では、GSOMIAを一歩進め、物資を相互融通する《ACSA=物品役務相互提供協定》を結ぶなど、さらにハードルが高い。

ブレる点では絶対ブレない韓国「外交戦略」

 もっとも、GSOMIAを締結しても、その先を想像するだけで恐ろしい。韓国の“外交戦略”はブレるという点では、絶対にブレない。小が大に事(つか)える《事大主義》である。米軍や自衛隊の部内には、安全保障上の機密が中国当たりに通報される事態を懸念する向きが多い。

 思えば、昨年から今年にかけて、韓国の外交・国防当局は大忙し。尹炳世外相(62)の昨年7月の誇らしげな発言に、小欄は腰を抜かしそうになった。

 「韓中は歴史上、最高の関係にある」

 「米国と中国双方のラブコールを受けるのは幸せだ」

 昨年9月には、朴大統領が北京で開かれた抗日戦争勝利の70周年記念行事に、日本や欧米諸国の冷たい視線を浴びつつ出席した。

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