文化庁移転決定 「都の一部戻ってくる」 京都の誘致関係者ら喜び

 基本方針で文化庁の移転先と明記された京都。誘致に関わってきた関係者たちからは「良かったという思いと同時に身の引き締まる思い」などと喜びの声が相次いだ。明治期の東京に遷都されるまでは“日本の都”だったこともあり、「都の一部が戻ってくるという歴史的な出来事」という声もあがった。

 京都府の山田啓二知事は22日、「良かったという思いと同時に、これからやっていかなければならない協議・検討、さらに移転に向けての作業を考えると身の引き締まる思いだ」と語った。

 今回の決定について「来年が日本の中央集権体制を作った明治維新から150年。骨粗鬆(こつそしょう)症の地方に対しメタボになりつつある東京という日本の構造を大きく変えることができる」と指摘した。

 京都市の門川大作市長も「文化で日本が元気になり、世界から尊敬を集める日本の発展のために、さらなる努力をかたむけたい」と述べたうえで、「オール京都で日本の未来のために役割を果たす決意を新たにした」と語った。

 京都府や京都市などでつくる文化庁京都誘致協議会の顧問を務める茶道裏千家の千玄室前家元も「政府も地方創生の観点から思い切った英断をされ、たいへんうれしく思います」とするコメントを発表。「京都人ひとりひとりが何らかの文化に親しみ、文化を創造また伝承していくことを念願している」とした。

 京都商工会議所の立石義雄会頭(オムロン名誉会長)も「今回の快挙はかつての都の一部が戻ってくるという歴史的な出来事」とする談話を発表した。

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