2・21高校生安保法反対デモの実態…裏で操るオトナの存在をひた隠すメディア?

 【酒井充の野党ウオッチ】

 ある程度予想していたとはいえ、2月22日付の毎日新聞と東京新聞を読んで、愕然とした。高校生らが21日に都内などで行った安全保障関連法の廃止を求めるデモを伝える記事だ。1面で写真入りで報じた両紙は安保法制反対のプラカードを持った若者の姿を伝えた。だが、若者のすぐ隣にいたはずの大人は全く写らず、「いなかった」かのような演出がされていたのだ。

 1面トップで報じた東京新聞の見出しは「高校生の声」「私たちも主権者。安保法反対」で、毎日新聞は「『声上げたい』高校生ら反安保法デモ」だった。これを読んだ人は、「多くの高校生が安保関連法に反対するデモに参加した」と受け止めるだろう。「高校生がデモ」は事実だが、実態を反映した記事ではない。以下、共産党や民主党などの野党の主張そのままのデモを同僚記者と取材した内容をまとめてみた。

 日曜日だった2月21日に全国各地で行われたデモは、高校生グループ「T-nsSOWL」(ティーンズソウル)が主催した。東京・渋谷周辺では午後4時半から約1時間のデモ行進があった。

 現地で実際にデモに参加した人数を目視で数えると、せいぜい600人程度だった。何を根拠にしているか不明だが、主催者発表の約5000人には遠く及ばない。明らかに高校生とみられる人はデモの先頭に集中し、十数人程度だった。大学生らしき若者を含めても二十数人で、あとは中高年層の姿が目立った。先頭付近に集中していた若者は熱気にあふれていたが、行進の途中からは気だるそうにだらだら歩く人たちの姿が多く見られた。

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