ニセモノ維新が行き着いた先は究極の偽装新党…「吸収と書かないで」と泣きつく哀れな末路

 【松本学の野党ウオッチ】

 改革の旗手と仰いだ橋下徹前大阪市長との決別から約半年。「ニセモノ維新」と橋下氏らに痛罵されてきた維新の党が行き着いた先は、究極の「偽装新党」だった。「党名も規約も綱領も変えて結党大会をするんだから、どうみても新党だ」(幹部)と強弁してみたところで、実態は民主党への吸収合併である。期待を寄せる有権者がはたしてどれだけいることか…。

 民主党の岡田克也代表と維新の党の松野頼久代表は2月26日、国会内で会談し、3月中に新党結成を目指すとする合意文書に署名した。

 「対等の精神で一つになるという以外はありえない」

 岡田氏は直後の記者会見でこう強調したが、両代表間の合流協議は維新の党側の「ベタ折れ」に終わったと断じていい。

 「98年方式」と呼ばれる今回の合流形態は、野党3党を実質的に吸収した平成10(1998)年の民主党結成時のやり方を踏襲した方式で、岡田氏ら民主党執行部が当初から最有力のシナリオとして思い描いてきたものだ。維新の党は「両党解党-新党結成」という従来の主張を降ろすことを余儀なくされ、結論は民主党にとって「想定の範囲内」(幹部)に落ち着いた。

 今回の合流を野党結集の重要局面だと印象づけたい維新の党側からは「『吸収』とは書かないでほしい」(改選を迎える参院議員)とメディアに注文をつける始末だが、所属国会議員数でみれば5倍の民主党に飲み込まれ、しかも民主党が存続政党となることがはっきりと決まっている以上、どこからどう見ても「吸収」である。

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