宮崎氏辞職の裏で何が動いていたのか? 二階総務会長は怒りを押し殺し…

 「育休」取得を宣言していた自民党の宮崎謙介衆院議員=京都3区=が2月12日、妻で同党の金子恵美衆院議員の出産直前に女性タレントと宿泊不倫をしていた責任を取り、議員辞職を表明した。2人が所属する二階派(志帥会)は二階俊博総務会長という安倍晋三首相も頼る熟練かつ強面の“親分”が率いている。今回の騒動の裏で何が起きていたのか-。

■8日…見放す空気が広がる中で

 「若いもんの教育はどうなっとるんだ?」

 二階氏は宮崎氏の「ゲス不倫疑惑」を報じた週刊文春が発売される前々日の8日、国会内で二階派中堅議員にこう語りかけた。不倫疑惑報道が出るという情報はこの日、すでに永田町を駆け巡っており、当然のごとく二階氏の耳にも入っていた。ボソボソとした口調で語る二階氏には、怒りを通り越して呆れ果てた雰囲気が漂っていた。

 二階派の教育方針は「一致結束」と「選挙至上主義」といえる。若手議員を手取り足取り指導するのではなく、先輩議員らの背中を見て学ぶことに重きを置く。36人の中派閥ながら、結束力は党内で群を抜いている。

 二階氏は派閥教育のあり方について「体育会じゃあるまいし、気合を入れて育てるというわけにはいかんでしょ。育つのを待つしかない」と産経新聞のインタビューで語っている。しかし、国会対策の経験が豊富で、根回しを得意とする二階氏の政治手法は今回、若手には継承されていなかった。

 二階派内には「怒り」をあらわにした議員が、もう1人いた。二階派で国対担当の任に当たる伊藤忠彦国対副委員長だった。

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