共産・小池氏、高市総務相の「電波停止」発言を「安倍政権の反知性主義の表れ」

 共産党の小池晃政策委員長は12日の記者会見で、高市早苗総務相が放送法などに違反した場合の放送局の「電波停止」の可能性に言及したことについて、「放送法の基本的な理念をゆがめるとんでもない発言だ」と批判した。「安倍晋三政権の反知性主義の表れだと言わざるを得ない」とも語り、国会で徹底追及していく考えを示した。

 小池氏は放送法について、憲法21条の「表現の自由」に基づき「報道機関に権力が介入してはいかんということでつくられた法律だ」と指摘。「高市氏は放送法の政治的公平の意味を全く分かっていないのではないか。まさに介入だ」と述べた。さらに「高市氏が政治的公平を決めるのか。とんでもない右にぶれた公平になっちゃうんじゃないか」とも批判した。

 小池氏は国会審議の中で高市氏が「憲法9条を守りましょうと言ったら、公平でない」と発言したと紹介した。9日の衆院予算委員会で民主党の玉木雄一郎氏が「個別の番組で9条の改正に反対する政治的見解を支持する内容を相当の時間にわたり繰り返した場合も電波停止になる可能性は否定できないか」と尋ね、高市氏が「極めて慎重な配慮のもと、運用すべきだ。ただ、法律に規定されている罰則規定を一切適用しないということまで担保できない」と答弁したことを指しているとみられる。

 高市氏は「9条を守ると言うことは公平ではない」とは全く言及していない。だが、小池氏は解釈を飛躍させ、「憲法99条には憲法擁護義務があると書かれている。憲法を守ろうと言ったことが公平でないという大臣が公平かどうか判断するとなったら、本当に大変なことになる」と述べた。

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