参院選 福岡選挙区 「ダブル」想定、はや戦闘モード 自公で解ける?複雑な連立方程式

 夏の参院選を控え、自民党福岡県連は6日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で政治資金パーティーを開いた。衆参ダブル選が取り沙汰されるなど、政局の先行きに不透明感が漂う中、各陣営の思惑が絡みながら、早くも戦闘モードの様相をみせている。

 「福岡県の国会議員の中には『2人目の擁立を』との意見もある」

 自民党福岡県連の蔵内勇夫会長は1200人の支持者らを前にこう語った。参院福岡選挙区で自民党は現職の大家敏志氏(48)を公認する。公明党も議席奪取をねらい、24年ぶりの独自候補となる元外務省職員の高瀬弘美氏(34)擁立を決めた。

 定数3のうち2議席を自民と公明で分け合う構図とみられていたにもかかわらず、蔵内氏が“2人目”に言及したのは、県内で隠然たる影響力を示す古賀誠元幹事長ら、反麻生系を意識したものとみられる。

 反麻生系は麻生太郎副総理兼財務相と近い大家氏に対抗馬を立て、福岡県内で影響力を強める麻生系の勢力そぎ落としを狙っているとされるためだ。

 これに対し、5日に福岡入りした公明党の山口那津男代表は「与党で2議席を取る」と明言し、自公で相互に推薦する考えを示した。支持母体の創価学会関係者は「(自民党は)2人目を擁立するとみせかけることで、選挙協力を有利に運ぶ思惑があるのではないか」と指摘。自民党がぎりぎりまで公明候補に推薦状を出さないのではないかと疑心暗鬼になっている。

 公明党は「自民党は『自分党』だ。本当に協力してくれるかは分からない」として、まずは創価学会による組織票固めを最優先する方針だ。

 こうした中、自民党本部は3日、福岡など公明党と競合する5つの選挙区の県連幹部に対し、公明党候補への支援を要請した。ダブル選の可能性を想定し、衆院小選挙区で2万~5万といわれる公明票を当て込んだ動きとみられる。

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