甘利氏後任、石原氏に「大丈夫か」の声…「自民党史上最も口の軽い幹事長」の異名

 甘利明氏の後任の経済再生担当相には、石原伸晃元幹事長(58)が起用された。党幹部や閣僚を歴任した石原氏は、安倍晋三首相とも懇意で、急場をしのぐ即戦力として登板した格好だ。だが、過去には原発事故をめぐる「金目」発言で窮地に陥るなど、永田町屈指の“失言癖”の持ち主でもある。与党内からは早くも、「こんな大事な場面で、石原氏で大丈夫なのか」(自民党中堅)との声が漏れてくる。

 「甘利氏がしっかりやってきていただいたので、それに恥じないように引き続きアベノミクスの完遂を目指して頑張っていきたい」

 石原氏は29日午前、都内の自宅前で記者団にこう語った。

 当初、甘利氏の後任には、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉に関与した西村康稔前内閣府副大臣らの名前が挙がったが、安倍首相はかつて、政策グループ「NAISの会」をともに結成した“お友達”の石原氏を抜擢した。2014年9月まで環境相を務めたため、身体検査が簡単だったこともある。

 石原氏は幹事長や国交相を務めるなど、経歴は申し分ないが、TPPは英文の協定文書だけで1000ページ超、付属文書を入れれば約6000ページと膨大だ。突然の登板だけに、国会答弁への不安は残る。

 過去の失言も懸念材料だ。幹事長時代には、東京電力福島第1原発を「サティアン」と呼ぶなど「自民党史上最も口の軽い幹事長」とひんしゅくを買った。

注目まとめ

    アクセスランキング

    もっと見る

    ピックアップ

      どう思う?

      「どう思う?」一覧