甘利氏辞任 建設会社から持ちかけ「口裏合わせしよう」

 甘利明経済再生担当相は28日の会見で、週刊文春に告発した建設会社の総務担当者との関係について、甘利氏の父と面識があったなどとする報道を否定。記事の公表後、同社長から秘書に対し「口裏合わせをしよう」と働きかけがあったと主張した。

 甘利氏は、父、正氏と総務担当者に面識があったと報じられたことについて「総務担当者は名字がいくつか変わっていると聞いているが、週刊文春に出ていた名前を父から聞いたことはない」と説明。約20年前に漁業権の売買について甘利氏に相談したとする内容についても「このころ北方領土の漁業権の相談を受けたが、この総務担当者だったかは記憶にない」と述べた。

 関係者によると、総務担当者は右翼団体の元構成員で、今回の都市再生機構(UR)とのトラブル解決を別の国会議員(引退)に依頼していたほか、複数の右翼団体にも補償交渉を持ちかけていた。

 甘利氏は、7、8年前に漁業権の相談に来た男性が秘書に「何にもできねーじゃねぇか」と捨てぜりふを吐いたエピソードを紹介。今回、URの件で訪れた総務担当者を見た秘書が、この男性と同一人物だと思ったと証言していることを明かし、総務担当者の素性への疑念をにじませた。

 さらに甘利氏は、最初の報道後、建設会社社長から秘書に「口裏合わせをしよう」という電話が連日のようにあったと説明。

 社長が電話で「(URとのトラブルに)大臣が口利いてうまくなるようであれば、(総務担当者が)『ありもしないことを言った』と言えば済む」「(総務担当者が)『解決すれば自分が出て虚偽を言ったと頭を下げる』と言っている」と持ちかけたと主張した。

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