北朝鮮は脅威でない!? 公明VS共産のバトル過熱 背景にあるのは…

 公明党と共産党が年明けから火花を散らした。きっかけは、1月6日の北朝鮮の核実験だった。共産党の志位和夫委員長が昨年、「北朝鮮にリアルの危険があるのではない」と発言したことをやり玉に公明党が「妥当な認識なのか」と“口撃”を仕掛ければ、共産党も「事実をゆがめた攻撃だ」と応酬した。バトル過熱には選挙を見据えた両党の思惑も透けてみえる。

 公明党の山口那津男代表は1月7日の党参院議員総会のあいさつで、核実験を強行した北朝鮮を厳しく非難すると、返す刀で共産党にも斬りかかった。

 「共産党は、かねて『北朝鮮は脅威ではない』と吹聴していたが、今の現実から見て妥当な認識なのかどうか。改めて問い返さなければならない」

 出席した議員は「そうだ」と相次いで賛同し、山口氏の「われわれは毅然たる対応を図っていこうではないか」との呼びかけにも拍手で応えていた。

 山口氏が引用した共産党の認識とは、昨年11月7日のテレビ東京番組での志位氏の発言を指す。志位氏は番組で、共産党が「戦争法」と呼ぶ安全保障関連法を批判する中で核・ミサイル開発を進める北朝鮮にも言及し、「北朝鮮にリアルの危険があるのではない」と述べていたのだ。

 公明党は追撃の手を緩めない。衆参両院が北朝鮮抗議決議を採択した今月8日、衆参それぞれの本会議直前に開いた党会合で、志位氏のテレビ番組での発言を報じた産経新聞記事のコピーを配布。その上で、大口善徳国対委員長が、皮肉たっぷりにこう牽制した。

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