参院本会議の対北朝鮮抗議決議に与野党30人が欠席ってどういうこと?

 【永田町の非常識】(3完)

 北朝鮮の核実験に抗議する決議を「賛成209、反対0」で採択した1月8日の参院本会議は、与野党議員が計30人も欠席した。このうち7月に任期満了を迎える「改選組」が22人を占めていた。山崎正昭議長は慣例により採決に加わらず、生活の党と山本太郎となかまたちの山本代表と、自民党の末松信介氏は採決に出席した上で棄権した。

 欠席者の政党別の内訳は、自民党16人、民主党11人、共産党2人、維新・元気の会1人。改選組22人を政党別にみると、自民党10人、民主党11人、共産党1人だった。民主党は全員が改選組。実に分かりやすい…。

 もちろん病気による欠席もあったとみられ、すでに引退表明をしている議員もいた。だが、有権者にとってそんな事情は関係ない。「30人が本会議を欠席した」というのが厳然たる事実だ。

 8日の参院本会議は、北朝鮮が6日に核実験を行ったことを受けて7日に正式に開会が決まり、所要時間は10分程度だった。夏に参院選を控える改選組にとって、支持者らにアピールする新年会シーズンに急遽決まった本会議は想定外で、「たった10分の本会議に出ている暇はない」というのが本音だろう。

 こうのように邪推していたら、本当にそういう議員がいた。民主党の江崎孝参院議員(比例)は本会議を欠席し、福岡市内で開かれた部落解放同盟福岡県連の会合に出席していた。産経新聞の取材に「本会議に出ないのは悪いとは思ったが、(会合の主催者側から)求められたので出席した」と説明した。本末転倒も甚だしい。もはや常識の尺度を超えた事態だ。

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