ポスト安倍は「稲垣茂文」だ!首相「1強」の中で、どう覇を制する構えなのか?

 【政界徒然草】

 昨年「還暦」を迎えた自民党は今年、新たな一歩を踏み出す。昨年9月の党総裁選で無投票再選を果たした安倍晋三首相は夏の参院選で勝利し改憲勢力を結集、憲法改正を目指す。そんな首相の「1強」状況は揺るぎないが、総裁任期は平成30年9月まで。「ポスト安倍」をめぐる動きも少しずつ出はじめている。夏の衆参ダブル選もウワサされる今年、「ポスト安倍」を狙う5人にとって、どんな年になるのだろうか。

■「目標を大きく、一歩一歩…」

 首相が自分の後継へとの思いを隠さないのが、自民党の稲田朋美政調会長。稲田氏は、北朝鮮が今月6日に行った核実験の直後には「とても許容できるものではない。東アジアの平和と安定という意味で、日米韓しっかりと協力をしていくことが重要だ」と、首相同様に強い姿勢で臨む考えを強調した。

 稲田氏自身もこのところ、「女性初の宰相」への意欲を隠さない。昨年12月5日のテレビ東京番組では「政治家で(首相を)目指さない人はいない。目標以上ものには絶対になれないので、目標を大きく持ち、日々のことをしっかりやることだ」と語った。

 稲田氏に近い自民党議員の一人は「『首相になりたい』と明言することはないが、日頃の言動から意欲を感じる」と話す。

 稲田氏が党内で「首相候補の一人」と目されるようになったのは26年9月、わずか衆院当選3回で政調会長に抜擢されてからだ。その直前まで行政改革担当相を務め、着実に主要ポストを経験。出世街道を歩む稲田氏を後押ししているのが、首相本人という強みがある。

 党三役の中でも政策の要となる政調会長には、重要閣僚を歴任したベテランを就けるのが通例だが、首相は「稲田さんを保守のスターにする」と起用した。稲田氏とは保守派としての立ち位置や歴史観が一致していることに加え、「ポスト安倍」の人材が不足する中で、首相には「人材育成」の狙いもあったようだ。

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