安倍首相、中曽根元首相と同じく「死んだふり」で衆参同日選に打ってでるのか?

 【政界徒然草】

 第190通常国会は目玉法案に乏しく、与野党の政局の中心は夏の参院選の勝敗、さらには衆院選との同日選はあるのか、という点に集約されている。衆参同日選は過去に昭和55年の大平正芳首相による「ハプニング解散」と、昭和61年の中曽根康弘首相による「死んだふり解散」の例があり、どちらも自民党が圧勝した。首相が積極的に解散に打って出た後者の情勢をひもとき、今夏を占ってみる。似てるのか、似ていないのか、そして歴史は繰り返すのか-。

 「われわれ衆院議員は常在戦場なので、全く可能性がないという話ではない。いろいろな選択肢を考えなければいけない」

 自民党の佐藤勉国対委員長は6日、都内で記者団にこう語り、衆参同日選の可能性を否定しなかった。安倍晋三首相は4日の記者会見で、衆参同日選を「全く考えていない」と述べたが、永田町では「衆院解散と公定歩合はウソをついてもいい」というのは常識で、完全に文字通り受け止める向きはない。

 自民党にとってのメリットは大きく4つある。

 第一に、大前提として、過去の衆参同日選で自民党が圧勝したことから、衆参同日選を打てば自民党に有利であるとの経験則がある。

 次に、消費税が8%から10%になるのが平成29年4月。現在の衆院議員の任期が30年末なので、その間の選挙でなく、増税前の今年のうちに衆院選を済ませた方がいい、という思惑。

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