対北制裁、強化見送り 政府、救出最優先に交渉継続

 政府は1日、北朝鮮による拉致被害者らの再調査開始から1年となる4日までに、北朝鮮から回答がない場合も制裁強化は当面見送る方針を固めた。複数の政府高官が明らかにした。

 日朝の公式協議は昨秋の開催以降行われていないが、制裁強化により水面下で継続している対話が途絶えるリスクを回避し、前向きな回答を引き出したい考え。安倍晋三首相は周辺に対して、被害者救出を最優先に対応するよう指示。政府高官は「今、制裁を強化したら対話の扉が閉じてしまう可能性がある」と述べた。

 厳密な期限は設けないが、秋頃になっても進展がみられない場合は制裁を検討する。政府は昨年7月4日、北朝鮮が特別調査委員会を立ち上げたのを確認し、人的往来規制など独自制裁を解除。しかし何ら進展がみられないことから、独自制裁の再発動や新たな制裁を検討していた。

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