都構想「否決」 今まで通りにいかぬ…市職員「厳しい視線を覚悟」

 ■府職員「府市への不満実感」

 大阪都構想が否定された住民投票結果について、開票から一夜明けた18日、存続が決まった大阪市では20代の女性職員が、「市役所がなくなることも覚悟していた。『やっぱり必要なんですよ』と信頼してもらえている結果でもあるので、率直にうれしい」と安堵(あんど)を口にした。しかし、賛否が拮抗(きっこう)した投票結果に、「厳しい視線を役所に投げかけてくる人はたくさんいると思う」と手放しで喜ぶ様子は見られなかった。

 幹部の一人も「個人的には市が残ってよかった」としながらも、「今回の結果は今まで通りでいいという答えではない。市役所が問われるのはこれから。『また来た道』に戻るようなことがあれば裏切りになる」と語った。

 労使関係の「適正化」を掲げる橋下徹市長との間で軋轢(あつれき)が生じていた大阪市労働組合連合会(市労連)の幹部は、「反対多数となってよかった」とほっとした様子。市との間で労使関係に関する裁判が続いていることについて「次の市長のもとで良好な関係を築き、裁判が終わることを期待したい」と話した。

 一方、大阪市との統合・再編がならなかった大阪府の職員からは、今後の大阪市との関係を危惧する声が聞かれた。

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