五島列島に迫る中国の触手 過疎化につけ込み…瀬戸際で買収回避

 【島が危ない】第3部 五島列島 かすむ国境(上)-(1)

 長崎県・五島列島は、古くは遣唐使の寄港地として栄え、大陸との交流の窓口だった。幕末期に、黒船来航に備えて福江島に築かれた石田城はまさに国防の城で、四方のうち三方が海に突き出す「海城」だった。現代も、国境を守るためのこの島々の重要性に変わりはない。そんな五島列島に今、中国からの波が押し寄せている。その現状を報告する。(編集委員 宮本雅史)

 五島市は、五島列島最大の島の福江島など11の有人島と52の無人島を抱える。福江島の沖合にある無人島、姫島に中国資本が一時、触手を伸ばしたことがあった。以前姫島で御影石を採掘していた福江島の石材店の社長、有川一徳さん(57)が証言する。「本土のブローカーの仲介で、中国資本が地権者に接触してきた。その後、なぜか、立ち消えになった」

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