“協調”今は昔…いじめ対策めぐり、きしむ滋賀県知事×大津市長:イザ!

2014.4.26 16:07

“協調”今は昔…いじめ対策めぐり、きしむ滋賀県知事×大津市長

 「大津で起こったいじめ問題の反省や教訓がまったく生かされていない。どこか人ごとのようだ」-。大津市の越直美市長が、滋賀県の「いじめ対策基本方針」をめぐって嘉田由紀子知事にかみついた。大津市立中学生の自殺後、真相解明のため、第三者調査委員会を設置したり、いじめ問題に対応する部署を市長部局に設けるなど強い思いで臨んできた自負があるだけに一言もの申さずにはいられなかったようだ。一方、批判を受けた県の方は「県立学校の全体的な方針をまとめたものなのですが…」と困惑気味。協調ムードから一転、女性ツートップにきしみが生まれている。(小川勝也)

 ■県は当事者意識が薄い

 大津市役所で4月3日、新年度スタート後初めての定例記者会見。質疑応答が終盤に差しかかったころ、「滋賀県が策定したいじめ対策基本方針に対する感想を聞かせてください」との質問に、越市長は言葉を選びながらも厳しい口調でこう切り出した。

 「残念だなと思った」

 県の基本方針は昨年9月に施行された「いじめ防止対策推進法」で、地方自治体の努力義務として策定するよう求められているもの。

 今年3月27日、県はいじめの実態調査を手がける第三者機関を県教委と知事部局の双方に設置することや相談体制を充実させることなどを盛り込んだ基本方針を公表した。

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