舛添氏、高い行政手腕の影にパフォーマンス先行も 都庁内に走る期待と不安:イザ!

2014.2.16 09:29

舛添氏、高い行政手腕の影にパフォーマンス先行も 都庁内に走る期待と不安

【舛添都政 期待と課題】(上)

 東京都知事選圧勝の余韻も覚めやらぬ10日午前3時ごろ。

 《早朝のテレビ出演を考えれば午前5時起き、2時間も眠れれば御の字か》

 選挙戦でも睡眠時間を削ってきた舛添要一(65)はそんなことを思いつつ、それでも「都庁職員にどう方向性を示せばいいか」を考えることで、頭はいっぱいだった。

 高い確率で発生が予想されている首都直下地震、超高齢化社会、何より2020年東京五輪…。政治家として目の前の問題に忠実に対処する姿勢を貫いてきた自負が舛添にはある。初登庁は12日。「力を合わせて、福祉であれ、経済であれ、防災であれ、治安であれ、東京世界一を目指す政策を一丸となって遂行しよう」。職員にはこんな風に語りかけるつもりだ。

 そんな舛添を迎える都庁内部では、期待と不安が交錯している。都知事選が告示された1月23日、ある都幹部は舛添が公表した政策をみて目を見張った。前知事、猪瀬直樹(67)の突然の辞職から、わずか1カ月。候補者が都の抱える課題への認識を欠く発言を続ける中、舛添は、防災から社会保障、五輪に及ぶ5ページの政策集をまとめ上げていた。この幹部はこう漏らした。

 「ごく短い時間で、幅広く都政を勉強している。力量をみせつけられた感じだった。手堅い都政運営をしてくれるはずだ」

 のみ込みが非常早く、処理も早い。かつて、舛添がトップの座に就いていた厚生労働省内部の評価も決して悪くはない。

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