「目力看板」神戸で大論争 放置自転車激減、効果抜群も「子供が泣く」:イザ!

2013.12.21 12:48

「目力看板」神戸で大論争 放置自転車激減、効果抜群も「子供が泣く」

 その迷惑駐輪、見られてますよ-。放置自転車の撲滅を目指し、神戸市が人の目元の写真を用いたユニークな“目力”看板を設置するなどの社会実験を実施中だ。兵庫県警科学捜査研究所も協力し心理学を駆使した看板で、設置場所の放置自転車が以前の約1割にまで激減するなど効果はてきめん。

 「これほどまで効果があるとは」と担当者は驚きを隠さないが、一方で、神戸は洗練されたイメージでファッション都市として定着しているだけに「神戸の景観にふさわしくない」との批判も。さらに、見ようによっては四六時中、通行人に「メンチをきっている(=にらみつける)」状態でもあり、「子供が泣く」との苦情も寄せられているといい、議論を呼んでいる。(有年由貴子)

 ■看板で「にらみ」きかす

 買い物客や観光客らでにぎわう神戸の玄関口・三宮。そのすぐ南にある神戸国際会館南側の歩道に、11月中旬、男性の目元をアップにした写真の看板が立てかけられた。

 高さ約1メートルと約60センチの2種類の看板計12枚が、抜群の“目力”で、自転車で行き交う市民に「にらみ」をきかす。

 そばを通りかかった同市垂水区のアルバイトの女性(51)は、看板を見て「じっと見られている感じがして、避けたくなりますね」と苦笑いを浮かべた。

 なぜ、“目力”の看板なのか-。

 その理由は、市が頭を悩ませ続ける放置自転車にあった。

 市は、市内最大のターミナル、JR三ノ宮駅周辺エリアを放置自転車禁止区域に指定している。禁止地域では放置を見つけ次第撤去するのに対し、区域外では7日以上たたないと撤去できない。このため、区域外付近に自転車やオートバイ、バイクを放置するケースが多発し、歩行者の通行を妨げていた。

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