120万円を超える防音室まで売れる コロナ下の旺盛な楽器需要

 ウクレレや電子ピアノといった比較的コンパクトな楽器の販売が好調だ。新型コロナウイルスの感染拡大で自宅で過ごすことが多くなり楽器を始める人が増えたためで、なかでも手軽な楽器の需要が高まったという。販売店などによると、これに関連して演奏をネット配信するための機器や、防音室といったものまで売れるように。コロナを機に楽器を始めた人もいれば、久しぶりに演奏を楽しむために弦を買い求める人もいるなど、多くの産業が落ち込む中で活気をみせている。

夫婦や家族で音楽を

 「4月の終わりからウクレレが売れているのをはっきり感じ取れるようになった。夫婦、親子で一緒に始められる方もいます」。こう話すのは、岡山市内の商店街にある楽器店「長谷川楽器」の担当者。

 一般的なギターは弦が6本だが、ウクレレは弦が4本だけ。柔らかい素材を使っているため弾きやすく、楽器自体が小さいため持ち運びがしやすい。初心者に始めやすい楽器のひとつだ。同店では10万円を超える商品も展示されているが、1万~3万円の導入モデルが売れ筋だという。

 エレキギターに比べて音量の小さいアコースティックギターも好調といい、コロナ禍で再び楽器を手にした人も増えているようで、「4、5年、弦を張り替えていなかった人たちが弦を買っていくこともあった」(同店担当者)。

 同店ではほかにも、パソコンやスマートフォンに演奏映像を取り込み、配信するための周辺機器類も売り上げを伸ばしている。

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