ダム、マンホールの次は… 鉄塔カードが人気 送配電事業PR

 関西電力送配電(大阪市)が管理する3万2千基の鉄塔のうち、特徴のある4基を写真と解説で紹介する「鉄塔カード」が作製され、その一つに滋賀県愛荘町松尾寺にある「新北陸幹線443号鉄塔」が選ばれた。同町の観光施設「湖東三山館あいしょう」で配られており、コレクターや観光客らの人気を集めている。

 カードは、4月に関西電力から送配電部門を分社化した関西電力送配電の誕生を機に、事業への興味や関心を持ってもらおうと作られた。

 「くろよん」の愛称で知られる黒部川第四発電所(富山)から約300キロ離れた栗東変電所まで送電する新北陸幹線にある443号鉄塔は昭和26年に建設された。全国初の超高圧送電線で、長距離送電による電力損失を軽減するため、電線の位置を張り替える「捻架」という手法が採用されていることから、厳選の4基に入った。

 カードの表には、夕焼けの中に建つ高さ31・5メートルの443号鉄塔の写真、裏には詳しい解説が記載されている。443号鉄塔まで車で1分のところにある観光施設「湖東三山館あいしょう」で、「関西停電情報」のアプリをダウンロードしたスマートフォンを提示すれば、1人1枚もらえる。同館は「カード目当てやグループでもらって帰る方もいる」と話している。

 ほかの3つの鉄塔は商業施設のランドマークとなっている「信貴敷津線13号」(大阪)、同社トップの約150メートルの高さを誇る「播磨西線1号」(兵庫)、国内初の50万ボルト設計の直流送電線の「阿南紀北直流幹線11号」(和歌山)。関西電力送配電滋賀支社ではイベントなどでの配布、販売を検討している。

 近年、ダムやマンホール、橋、アンテナなど、公共施設や建造物に関するカードが作製され、コレクションが一部でブームになっている。鉄塔カードは東京電力、北陸電力のグループ会社などでも作製されている。

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