ここが危ない!コロナ第2波 「テーマパークの再開や訪問おすすめできない」 医師・村中璃子氏に聞く

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全面解除されてから1カ月が経過した。移動の自粛は全面解除され、出社するサラリーマンも増え、テーマパークも再開するが、東京都を中心に感染第2波への懸念は強まるばかりだ。「再自粛」しないためにやるべきことは何か。独ベルンハルトノホト熱帯医学研究所に勤務する医師の村中璃子氏に聞いた。

 東京都は25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに48人報告されたと明らかにした。24日の55人に続く高水準だ。

 48人のうち、新宿区の集団検査で判明したホストクラブの7人を含む21人が「夜の街」関連。家庭内は13人、経路不明は19人だった。都営地下鉄新宿線一之江駅に勤務している30代の男性係員の感染も発表された。

 都は今月2日に「東京アラート」を発令し、11日に解除。19日には夜の繁華街関連の店舗やライブハウスも含めて全ての休業要請が解除された。最近は夜の街に加えて同一職場の集団感染が目立っている。

 村中氏は「感染者が多少増えることはやむを得ないが、経路が把握されていない感染者が出ているのが懸念材料だ。流行曲線の変化率が大きく上昇していないかに注意していく必要がある」と指摘する。

 「職場クラスター」も発生しているが、村中氏は「一概にオフィスワークのすべてがリスクなわけではないだろう。テレワーク(在宅勤務)やオンライン会議などで引き続き工夫しながら、必要な企業活動を維持していく必要がある」と強調する。

 一方で、「自由を守るために、厳しくすべきところは厳しく制限すべきだ」という村中氏。日常生活でも一律の自粛ではなく、法的強制力を持った制限をうまくかけてメリハリをつけることが必要だという。

 「ドイツでは食料品店や公共交通機関の中などではマスクの着用が法律で定められている州が多い。日本では、どこでも大体の人が自主的にマスクをしているからと一律に国民任せにしているため、かえって必要のない場所や場面でまで自由が損なわれている部分があるように思う」

 テーマパークなどに再開の動きもあるが、特に危険な場所だと村中氏は指摘する。「あらゆる地域から全世代が集まる海外の人気テーマパークでは、子供から全国に麻疹が広がったケースがある。ライブハウスなどと同様に、現段階での再開や訪問はおすすめできない」と話した。

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