自宅待機「コロナ疲れ」でストレス…どう対応すればよいのか

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策を検討する政府の専門家会議が「自粛疲れ」による気の緩みに危機感を示した。外出の自粛はしばらく続く見通しでウイルス対策は長期戦の様相だが、自宅待機による「コロナ疲れ」の影響は緩み以外にも及ぶ。厳しい外出規制が出された海外ではドメスティック・バイオレンス(DV)の通報が増加。専門家は、自由に外出ができないストレスや将来への不安感からDVや児童虐待の増加を危惧する。「コロナ疲れ」にどう対応すればよいのか。

 ■親子でストレス

 「子供を外で自由に遊ばせる機会も減り、親子でストレスを感じている。いつまで我慢しなければいけないのか」。東京都港区の女性会社員(32)は「コロナ疲れ」を訴える。長男(2)から「ママ、お出かけしたい」と言われるたびつらい気持ちになるという。

 「在宅ワークになった夫が家族に身体的な暴力を振るうようになった」「DVで家を出ようと準備していたが、夫が在宅しているので、家族が監視され続けている。絶望している」

 DV被害者を支援するNPO法人「全国女性シェルターネット」によると、全国の相談窓口にこんな相談が寄せられている。感染拡大に伴いテレワーク(在宅勤務)や自宅待機を導入する企業が増加。北仲千里共同代表は「仕事がなくなって収入が減ったり、失業してお金が無くなったりすると、自信を無くした夫が追い詰められて家族に当たる。DVが起こりやすい状況だ」と警戒する。

 夫の在宅時間が増えたことで、DV被害から逃げることができなくなるケースも懸念され、北仲共同代表は「DVや虐待が増加する可能性は高い。早めの対策が必要だ」と訴える。

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