相模鉄道が都心直結でブランド力向上へ 新型車両投入 沿線開発も

 神奈川県内を走る相模鉄道が平成31(2019)年度下期から34(2022)年度下期にかけて、JR東日本や東急電鉄との相互直通運転を開始し、東京都心部に直結することを受けて、新型車両の投入や沿線開発に力を入れている。都心部でのブランド力向上を目指して、新型車両を横浜の海をイメージした濃紺に統一し、都会的でエレガントな印象をアピール。沿線の宅地造成も進めており、“都心進出”を、ローカルイメージから脱して飛躍する大きなビジネスチャンスととらえている。

 相鉄は今年2月、濃紺に塗装された新型車両「20000系」の運行を相鉄本線で開始した。先頭車両の形状は「通勤型車両のイメージを打ち破る、斬新で立体的なデザイン」(相鉄)と胸を張る。

 車内の照明が変化

 内装は落ち着きのあるグレーを基調に、高い天井やガラス製の荷棚など開放的な空間を実現。空気清浄機や朝から昼にかけては自然光に近い光、夜は電球色の落ち着いた光といった具合に、時間帯で色調が変化するLED(発光ダイオード)照明も設置した。今後、東急との相互運転でも導入する予定だ。

 また、JRとの相互運転開始に向けて、来春には同じく濃紺色の新型車両「12000系」を導入。運転席の形状を能面「獅子口」をイメージした力強いデザインにした。車内防犯カメラや前方監視カメラも採用した。

 相鉄では、東急との相互運転開始までに、既存車両を含めた全車両を「都心でも目立つ」という濃紺に塗り替える方針で、都心直結を契機に、これまでの「神奈川のローカル私鉄」のイメージから脱却を図りたい構えだ。

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