湘南モノレールが独鉄道と姉妹提携 五輪にらみ観光PRへ

 大船駅(神奈川県鎌倉市)から湘南江の島駅(同県藤沢市)までの約6・6キロを走り、レールに車両がぶらさがる「懸垂式」が特徴の「湘南モノレール」が、同じ懸垂式の「ヴッパータール空中鉄道」(ドイツ)と「姉妹懸垂式モノレール協定」を締結した。特製ヘッドマークを装着したラッピング車両を運行し、記念スタンプを設置するなど交流を深めており、将来的には観光振興につなげる構えだ。

 ヴッパータール空中鉄道は1901年3月に開業した世界最古の懸垂式モノレールだ。ドイツ西部に位置するデュッセルドルフ市近郊にあるライン川支流のヴッパー川の上を運行。全20駅、13・3キロの距離を30分かけて走り、年間乗降客は約2400万人(2017年)を誇る。

 ■当初は西鎌倉まで

 一方、湘南モノレールは国内初の懸垂式で、1970(昭和45)年3月に大船駅から西鎌倉駅間の約4・7キロで開業。翌年に湘南江の島駅までの3駅分を延伸し、全8駅約6・6キロを14分間かけて運行している。2017(平成29)年の年間乗降客は約1100万人。2020(同32)年に全線開通から50周年を迎える。

 国内にある懸垂式は、千葉都市モノレール(千葉市)と東京・上野動物園内にあるモノレール、広島市のスカイレールの3つのみで、世界的にも珍しい。湘南モノレールの尾渡英生社長が訪独してヴッパータール空中鉄道のウーリッヒ・イエガー社長に姉妹提携を提案し、互いに観光PRへ取り組むことで合意したという。

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