横浜出身の棋士、続々映像化…藤井七段の活躍で注目、勝負の陰にドラマあり

 史上最年少でプロになった藤井聡太七段(15)や永世七冠を達成した羽生善治棋聖(47)=竜王=の活躍で、注目を集める将棋。横浜市出身の“ある棋士”を主人公にした映画作品の公開が予定されているなど、小説や漫画の映像化も相次いでいる。「勝負の陰に隠れた棋士たちの心のドラマを受け取ってほしい」。製作関係者は厳しい将棋の世界を通して、人生共通のメッセージを伝えようと心を砕く。

 今秋、公開予定の映画「泣き虫しょったんの奇跡」の原作は、横浜市出身の現役プロ棋士、瀬川晶司五段(48)の自伝だ。監督は、自身もプロ養成機関「奨励会」に所属していた経験がある豊田利晃さん。主人公の瀬川五段役は人気俳優の松田龍平さんが務める。

 プロの夢一度は断念

 「将棋の話だが、どんな境遇、世代の人にも感じ入ってもらえると思う」。製作する「WOWOW」のプロデューサー、大滝亮さんは自信を見せる。物語は、年齢制限のためにプロ入りの夢を一度は断念した瀬川五段が、周囲の人々に支えられながら、アマチュアからプロへの道を初めて切り開くまでを描く。

 大滝さんが企画に参加したのは昨年3月。藤井七段が連勝街道を突き進み、まさに世間の将棋熱が高まっている時期だった。「偶然だが、運命的なものを感じた」と大滝さん。「人生、甘くないが、捨てたもんじゃない、というメッセージが伝われば」と期待を込める。

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