「一粒一菜の許しはないぞ」口上もユーモラス 発光路の強飯式 栃木・鹿沼

 山伏らが高く盛った飯などを食べるようにしいる口上がユーモラスな「発光路(ほっこうじ)の強飯式(ごうはんしき)」が3日、栃木県鹿沼市上粕尾の発光路公民館で開かれた。

 近くの神社の神事で、国指定重要無形民俗文化財。地元住民が扮する着飾った山伏に面をかぶり、わらだすきを巻いた強力(ごうりき)が従い、氏子や招待客に膳の料理を食べるようにしいる。

 「酒なら33杯、湯が5杯、強飯75膳がお定まり。一粒(りゅう)一菜の許しはないぞ」

 わんには飯が三角形に盛られ、強力は招待客に「食べさせてやろうか自分で食べるか」と次々にしいて笑いを誘っていた。同市の佐藤信市長に対しては「(地域を)サクラやヒガンバナでいっぱいにしたいが、みな、イノシシ、シカに荒らされて困っておる」と対応を要望。佐藤市長は飯を頬張りながらひれ伏した。

 保存会の木村啓三会長(62)は「若い人は少ないが、これからも行事を伝承していきたい」と話した。

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