開発に18年…落花生「千葉P114号」いよいよデビュー “落花生王国”の復権なるか

 「千葉半立(はんだち)」「ナカテユタカ」「郷の香」「おおまさり」-。千葉県が開発したこれらの落花生の主要品種に新たに加わる「千葉P114号」がいよいよ今年、市場デビューする。開発に18年を費やした自信作は、年々作付面積を減らしている“落花生王国”千葉にとって反転攻勢の糸口になればと、関係者らから大きな期待が寄せられている。(中辻健太郎)

 「消費者においしいと思ってもらえて需要が増えれば、安定した収入源となり農家も作付面積を増やすのではないか」(県生産振興課)。そんな期待を背負うのが千葉P114号だ。

 県内の落花生の作付面積は国内総面積の約8割を占めるが、高品質な高級品で売り出され贈答用として愛されている一方、需要がなかなか上向きにならないのが悩みの種だった。

 農家も近年は、安定した収入が見込めるニンジンなどの農作物に転換する傾向が強まり、作付面積は昭和40年の2万5500ヘクタールから平成28年には5170ヘクタールと激減。「県産の宝の落花生が廃れる」との危機感が広がっていた。

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