「トウホク?」外国人に低い知名度 議論はあるが被災地を目玉に

 要は「東北は外国人に知られていない」のだ。決定的な知名度不足。日本通の人でも「トウホク? どこ?」なのである。

 普通の訪日客ならまずはゴールデンルートの東京、京都、大阪に行く。次に北海道と九州・沖縄。東北は3番手、4番手以下にすぎない。東北にも魅力はあり、それに惚(ほ)れ込む人もいるが、絶対数が少なく、大きなうねりにならない。

 わが身に置き換えると分かりやすい。北米旅行に行くとして、多くの人が真っ先にニューヨークやロサンゼルスを訪問先に挙げるだろう。地名を聞いてもピンとこない田舎の州を訪れたいと言う人はまれだろう。

 インバウンドの波に乗り遅れまいと、宮城県は今年度、専門部署を設け、誘客を本格させた。昨年出た「ミシュランガイド宮城版」を英訳したり、中国語の観光動画を流したりとPRに躍起になっている。

 しかし、これらは地元の魅力を満遍なく紹介する内容にとどまり、よその都道府県の宣伝と変わり映えしない。下位に甘んじている現状を打破し、上に押し上げる力に欠ける。「世界中探しても東北にしかない観光資源」を見つけ、集中的に情報発信すべきだ。

 世界中探しても東北にしかない観光資源。

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