豊漁願い7年ぶり出初め式 福島・浪江町、原発事故以来

 東京電力福島第1原発事故の避難指示が平成29年3月に一部解除された福島県浪江町の請戸漁港で2日、漁船の出初め式が行われた。事故と東日本大震災前の23年以来7年ぶり。約20隻が色鮮やかな大漁旗を掲げ、豊漁と海の安全を祈った。

 午前8時半ごろ、多くの家族や友人らに見守られて出港し、沖合でお神酒を海にささげた。地元漁協の高野一郎さん(70)は「目標だった出初め式を行えて感慨深い。本格操業への道のりはまだまだ遠いが、復興を成し遂げたい」と力を込めた。

 夫の勇姿を見送っていた主婦、佐藤恵利華さん(31)は同県南相馬市の自宅が津波で全壊し、同県いわき市に移住した。「このような日が来るとは思っていなかったので、うれしい。1年の無事を祈りたい」と話した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ