上野パンダ 年内の観覧希望25万件 “本番さながら”入念リハーサル

 19日に一般公開される東京・上野動物園のジャイアントパンダ、シャンシャン(香香、雌)。同園で生まれたパンダの公開は29年ぶりで、年内の観覧の抽選には25万件近い申し込みが殺到した。同園が初めて観覧を抽選にした背景には、公開時にパンダがおびえた過去の経験とシャンシャンへの思いやりがあった。(高橋裕子) 

 丸太の上によじ登り、くるりと向きを変えて観覧者にお尻を見せる。高い木に登ろうと何度も挑戦してはすべり落ち、ひっくり返る。18日に関係者にお披露目されたシャンシャンはおてんばぶりを見せ、招待された小学生から「かわいい」と歓声も。白黒の体の白い部分はほんのりピンク色。母親のシンシンが体をなめて世話をすると、唾液で色がつくのだという。

 上野動物園のパンダの歴史は、日中国交正常化を記念し昭和47年、中国から贈られたカンカン(雄)、ランラン(雌)のペアから始まった。55年に来園したホァンホァンが3頭を出産。第1子のチュチュ(雄)は生後まもなく死亡し、これまでに公開された同園生まれのパンダは昭和61年のトントン(雌)、63年のユウユウ(雄)の2頭となる。

 過去2回の公開時にはいずれも1万人以上が詰めかけたが、来場者の期待に応えられない場面も多かった。トントンは公開初日、観覧者から見えない室内に籠もりきり。2日目に顔は出したが、カメラのフラッシュに落ち着きを失った。それを見たホァンホァンが「トントンをくわえてウロウロする興奮状態となり、その後も部屋に籠もりがちだった」(同園)。

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