譲位日閣議決定 皇太子さまに期待の声 「優しさ、気配り変わらずに」「世界を考えご行動」

 8日の閣議決定により、皇太子さまが平成31年5月1日に即位されることが決まり、ゆかりの人や被災地からは期待する声が聞かれた。

 「天皇陛下は一つ上の世代だが、皇太子さまは同世代。これまで陛下に遠慮されていた面もあると思うが、即位後のご活動はより活発になるのではないか」

 皇太子ご夫妻が11月、東日本大震災の被災地・宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区を訪問された際に懇談した仙台市職員、三浦孝行さん(51)=名取市=はそう話す。

 三浦さんは震災で自宅を失い、両親が行方不明となった。懇談で皇太子さまは「ご両親は今も行方がわからないままでしょうか」と気遣われ、雅子さまは「残念です」と頭を下げられた。「とても親身にわれわれと向き合い被災地を思ってくださった。同世代として、もともと抱いていた親近感が増した」という。

 ご夫妻に、災害公営住宅から撮影した月などの写真を見せた三浦りょう子さん(84)=名取市=は「目線を合わせて『きれいですね』と言ってくださった。皇太子さまも即位後は趣味の写真に費やす時間は少なくなるかもしれないが、優しさや気配りは変わらないと思う」と話した。

 国際協力機構(JICA)の上級国際協力専門員、竹谷公男さん(67)は平成23年のタイ洪水後、防災対策の専門家として同国を支援。皇太子さまが24年に現地を視察された際、案内した。「出張が多くご家族も大変でしょうが、頑張ってくださいとねぎらっていただき、ありがたかった」と振り返る。

 皇太子さまは学生時代から研究を続ける「水」問題を、新天皇の新たな公務の軸として模索される。竹谷さんは「災害大国の日本が世界に貢献できることの一つが防災・水災害対策。皇太子さまは『水』に関して深い知識と洞察力をお持ちで、今後とも活動を続け、世界をリードしていただきたい」と期待を込めた。

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