「臓器移植に関心」56%、15年間横ばい 提供意思記入は12%のみ

 臓器移植法施行20年に合わせて内閣府が行った世論調査で、「臓器移植に関心がある」と答えた人が56・4%だったことが11日、分かった。平成14年の初調査から15年間、ほとんど変化がない。臓器提供の意思を健康保険証や運転免許証などに記入している人も12・7%に留まり、厚生労働省は「半数以上が関心を持っているので、いかに意思を記入してもらえるか啓発していきたい」としている。

 調査は今年8月、全国の18歳以上の男女3千人を対象に行われ、1911人から回答を得た。

 臓器移植に関心があると答えたのは男性50・7%、女性61・2%と女性の方が多く、年齢別では40代と50代で6割を超えた。同様の調査は20歳以上の男女を対象に14年以降6回行われているが、関心があるとの回答は55~60%の間で横ばいとなっている。

 臓器を提供する、しないとの意思を保険証などに記入しているのは12・7%で、前回(25年8月)より0・1ポイント増とほぼ変化がなかった。年代別では30代で23・8%と最多だった。

 今回の調査では初めて、臓器以外の移植医療の認知度を尋ねた。骨髄バンクについては96・4%、臍帯血(さいたいけつ)移植については72・8%が知っている一方で、骨髄中の造血細胞を採血する「末梢(まっしょう)血幹細胞移植」の認知度は12・9%に留まった。

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