刑務所「矯正展」が人気 背景に受刑者の生活スペース見学…お堅いイメージ脱却へ多彩イベントも

 受刑者らが刑務所などで作製した製品を展示・販売しようと、各地の刑務所や矯正管区などが開催している「矯正展」が、人気を広げている。来場者は年々増加を続け、平成28年度は法務省が集計を始めた20年度と比べて約13万人も増え、38万人以上が足を運んだ。人気の秘密を探ると、お堅い印象から脱しようと、普段はベールに包まれた内部の見学会を中心に多彩なイベントを打ち出す刑務所側の創意工夫があった。(田中俊之)

 矯正展は、受刑者らが刑務所内の作業所で行っている刑務作業を広く知ってもらうため、刑務所など全国の矯正施設を中心に開催されている。法務省によると、昭和34年に東京都内で「第1回全国矯正展」が開催されたのが始まり。その後、全国各地の刑務所で個別に催されるようになり、今年度は全国で計117回の開催が予定されている。

 年を追うごとに来場者数は増え、集計の残る20年度は全国で約25万6千人だったが、昨年度は約38万8千人にまで増加。このうち、大阪刑務所(堺市堺区)が毎年秋に開催する「関西矯正展」には昨年、5年前(約1万7300人)と比べて2倍近くの約3万1500人が訪れた。

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