売れないはずの日本で“大輪の遅咲き” ロゼワインが日本で売れなかったワケを推測

 「赤」と「白」のはざまで、「日本では売れない」との定説があったピンクのワイン「ロゼ」が突如売れ始めた。わが国のワイン消費のわずか0・3%という少なさは、逆に“潜在市場”の大きさを意味し、ロゼを主力商品に据えた専門店が大盛況だ。16日解禁のボージョレ・ヌーボーも今年はロゼの受注が急増とか。本格的な辛口、インスタ映えする美しさから、バラ色のボトルに次々と手が伸びる。(重松明子、写真も)

飲み比べ催事は毎回定員オーバー

 「圧巻!」。夥(おびただ)しいピンクのグラーデーションに女性客が声をあげた。東京都中央区のワインショップ「エノテカ GINZA SIX店」は今年4月のオープン以来、ロゼを「最注力商品」に据え、130種(ワイン全体は1600種)を売り場のセンターに陣取らせた。不安の船出も杞憂(きゆう)に終わり、販売本数比の約2割を占める収益の柱となっている。毎月1回週末の土日に開く飲み比べ催事「銀ロゼ」は、毎回定員50人をオーバーする盛況だ。濃淡10種のロゼから好きな2品と生ハム付きで1千円。

 「代表的なロゼの発酵・製法は赤と同じですが、色づいたところで絞り、果皮や種を除いて色を止め、さらに発酵・熟成させます」と籾山香奈子副店長。口に含むと白のようなフレッシュさとともに、赤に近い渋みやスパイシーさを持つものもあって面白い。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ