両陛下、九州北部豪雨の被災者お見舞い 「元気に過ごされますように」と慰めのお言葉

 天皇、皇后両陛下は27日、7月の九州北部豪雨で死者・行方不明者計41人を出した福岡、大分両県を訪れ、遺族らを慰労された。天皇陛下の譲位を可能とする特例法の成立後、両陛下が自然災害の被災地を見舞われるのは初めて。即位後に繰り返し被災地に足を運んできた両陛下は、譲位の日が迫った今回も国民と寄り添う姿勢を貫かれた。

 両陛下は豪雨被害の直後から被災地を早い時期に見舞いたいと希望し、福岡県で全国豊かな海づくり大会に臨席するのに合わせ、日程を1日前倒しして被災地訪問を実現された。

 この日は飛行機と車を乗り継いで同県朝倉市に入り、筑後川の支流が決壊し、土砂で家屋が埋まった被災現場を、高速道路上から車列の速度を落としてごらんになった。

 特に被害が甚大だった杷木(はき)地区では、同県東峰村の被災者を含む遺族6人とご対面。自宅が流木で押しつぶされ、妻の麗子さん=当時(63)=と出産間際の娘、江藤由香理さん=同(26)、孫の友哉ちゃん=同(1)=を失った朝倉市の渕上洋さん(65)に、陛下は「本当に残念なことでした」と声をかけられた。

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