仙台の長雨35日で歴代1位タイ 「昭和東北大飢饉」の昭和9年以来

 東北地方の太平洋側では長雨が続いており、仙台市では25日も朝方に雨が降り、夏期(6~9月)の雨の連続日数が35日となり、昭和9年と並んで観測史上最長の記録に並んだ。戦後としては最長。26日も雨の予報が出ており、記録を更新する可能性も出ている。

 東北地方の太平洋側ではオホーツク海高気圧の影響で冷たい風が吹く「やませ」と呼ばれる状況になり、7月22日以降、雨が続き、35日連続となった。24日からは前線を伴った低気圧が通過する影響で雨が降っており、25日は昼過ぎから晴れたが、26日に再び雨が降る見込み。27日には雨の予報は出ていない。

 同じく35日で最長だった昭和9年は、やませの発生で冷害となり、大凶作で大規模な飢饉「昭和東北大飢饉」を引き起こしていた。飢饉では若い女性の身売りが相次ぎ、11年には不満を持った青年将校による2・26事件が起きている。

 日照時間も短く、1日から24日までの日照時間は仙台市で27.2時間で、平年の8月全体が144.4時間に対して大幅に少なくなっている。宮城県気仙沼市では19.6時間、白石市13.9時間と、各地で日照時間が低く、農作物への影響が懸念されている。県は稲穂などにカビの一種が発生する「いもち病」への注意喚起などを行っている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ