投じた金3千万円、5年失踪…底なしギャンブル依存経験者が語る“教訓” カジノ時代に備える

 「アルコール依存症は酒を飲むことで発症するが、ギャンブルはそうではない。パチンコは弱さを持った人の逃げ場所。もともと問題を抱えている人が、ギャンブルをきっかけに問題化する」。だから、中村さんは依存症の人たちの金銭管理の手伝いや、障害者手帳の取得といった支援活動にも携わった。生活や人生全体を見直すことが重要と考えるようになったのだ。

 ■「人生をやり直しましょう」

 パチンコ依存相談機関「リカバリー・サポート・ネットワーク」の調査によると、薬物やアルコールなどパチンコ以外に問題がある人は、4割に上った。パチンコの問題だけ解決しても問題の根本的解決にはならないのだ。

 中村さんによると、依存症者は、人生がうまくいっていないから施設にきている。だから「あなたは病気ですよ」というと、信頼関係が壊れてしまう。「人生をやり直すために考えましょう」という方が受け入れやすいという。

 中村さんの施設では、依存症対策として運動を取り入れている。マラソンは5年ぐらい前から始めた。生活を立て直し、健康で生きていくために体を動かすことが重要と考えた。社会的ボランティアに参加することも薦めている。

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