【江藤詩文の世界鉄道旅】タイエリ峡谷鉄道(2)“荷物を手放しても大丈夫”世界有数の安全な国で堪能、華麗なる駅舎は内部まで見どころが満載

 「ダニーデン鉄道駅」の駅舎が美しいことは、事前にリサーチしていた。冬晴れの澄み切った青空の下、まばゆい光を浴びて白さが際立った駅舎の全景をカメラに収め、内心ガッツポーズで構内に戻る。乗車できるようなら真っ先に車内に乗り込み、撮影がてら暖をとりたい。そう、話はそれるが、うだるような暑さの東京から向かったニュージーランドは、冬が始まったところだった。「南半球の国は日本とは季節が逆」。頭ではそう理解していても、感覚的にはやっぱり驚いてしまう。

 よく晴れたダニーデンの気候は穏やかだが、それでも東京の猛暑と湿度が当然だった私にとって、空気がからりと乾燥して気温の低いダニーデンの気候は、東京の11月下旬くらいに感じられる。ユニクロのウルトラライトダウンが手放せなかった。

 チケット売り場に併設したオリジナルグッズショップを物色し(タイエリ峡谷鉄道の車体がデザインされたキャップやマグカップ、ピンバッジなどがあった)、そそくさとプラットホームに向かおうとしたところ、女性スタッフからストップがかかった。この駅舎は2階にも撮影スポットがあるという。「大きな荷物はこちらに置いておいてもいいですよ」と彼女。

 余談だが、ニュージーランドを旅していて私がうなるのはこんな時だ。

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