若者のみそ汁離れ「1、2カ月飲まない」 日本の伝統食に何が起きているのか

 マルコメ君は、寺でみそをつくる際、大豆を鉢でひくのが小僧だったことから、昭和30年代にキャラクターに採用。今も商品パッケージにはイラストが描かれている。

 マルコメ君がCMから消えたことについて、マルコメの広報担当者は「会社の名前を連呼するのではなく、CMでイメージを重視するようになったから」と説明する。主力商品の「料亭の味」では、家族の絆をテーマにしたアニメCMを放送。世界的なモデルやアイドルが登場するCMもイメージを重視したためという。

 和食「無形文化遺産」登録は「追い風」

 若者のみそ離れが深刻になっているが、明るい材料もある。

 約900のみそ製造業者でつくる全味工連が会員業者の出荷量を算出した統計によると、平成20年から前年比で減り続けてきたが、昨年はわずか0・17%増だが、9年ぶりにアップした。

 「みそ健康づくり委員会」の鈴木委員長は、和食が2013(平成25年)にユネスコの無形文化遺産に登録されたことが「追い風になった」とし、「みその出荷量は下げ止まってきている。みそ汁を含めた和食が見直されてきているのではないか」と期待する。

 大阪の街頭調査では、みそ汁は具材が限られるという声も出たが、鈴木委員長は「みそ汁に合わないものはない。豆腐やネギのほか、ピーマンや牛肉、トマトを入れてもおいしいし、チーズも合う。七味唐辛子やサンショウ、さらにオリーブオイルをかけてもいい。みそ汁の可能性は無限大」と熱を込めた。

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