将棋の藤井聡太四段という天才を育んだ秘密は幼少期のこの玩具にあり?

 開発者のマティアス・エッターさんが、ソーシャルワーカーとして心身に障害のある子供と関わるなかで、子供たちの能力に合わせたおもちゃを作ろうと生まれた商品が原型だ。

 日本では05年の愛・地球博(愛知万博)の際に、スイス館にキュボロで作った巨大なお城が展示され、知られるようになったという。

 ブロックの数が増えるにつれ、想像力を駆使して外から見えない内側の通路を作ることになるので、三次元の構成力や集中力が自然と養われる、とされている。対象年齢は5歳以上からだが、「ブロックの数が少なければ、もっと小さなお子さんでも十分に遊べます」と喜多崎さん。

 藤井四段が遊んだ、とされているのが、キュボロの基本セットである「キュボロスタンダード」(3万2000円+税)だ。土台となるブロックと、13種類のブロックの計54個のセット。

 今年1月、テレビ番組で取り上げられたのを機に問い合わせが増え始め、5月になり、藤井四段の連勝記録が注目されるようになると注文は殺到。「今年の1~5月分で、すでに1年分の生産量を超えたようです」と喜多崎さん。そのため、今から注文しても、年内に手に入らない状況だという。

 入手が難しい理由は、キュボロの生産体制にある。

 「スイスのブナの木を使用しています。木の乾燥に少なくとも1年半かかるため大量生産は難しく、生産に限界があるのです。早くお届けしたいのですが…」

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