両陛下、日光ご訪問へ 来月17日から2泊3日、疎開体験の地

 宮内庁は28日、天皇、皇后両陛下が5月17日から2泊3日の日程で栃木県日光市を私的に訪問されると発表した。天皇陛下が戦時中に疎開していた旧日光田母沢(たもざわ)御用邸が残る公園や、同級生とともに授業を受けた東大大学院付属植物園日光分園などを見て回られる。

 両陛下が疎開先の日光を訪問されるのは平成13年7月以来。27年9月にも訪問が予定されていたが、直前に栃木・茨城両県に被害をもたらした東日本豪雨があり、両陛下の意向で取りやめられていた。今回の私的ご旅行は、取りやめられた2年前の立ち寄り予定先を踏まえ、宮内庁が再計画した。

 陛下は学習院初等科5年だった昭和19年7月、最初の疎開先の静岡・沼津から田母沢御用邸に再疎開し、さらに20年7月には奥日光・湯元温泉の南間ホテル(廃業)へと移られた。同級生とともに日光分園内の建物で授業を受け、昭和天皇の玉音放送はホテル別館2階の奥の間で聞かれたという。

 同庁幹部は「陛下は疎開体験を原点として、平和への思いを強めてこられた。当時の思い出をたどるとともに、ご自身の歩みについても振り返られるのではないか」と話している。

 17日は臨時専用電車で東武鉄道東武日光駅に到着後、水産研究所をご視察。18日に戦場ヶ原展望台や南間ホテル跡地、19日には日光分園や旧御用邸が残る公園を、それぞれ視察・散策される予定。

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