城西大で不適切支出か 前理事長時代に1.5億円 調査委設置

 城西大(埼玉)や城西国際大(千葉)などを運営する学校法人城西大学(東京)は19日、水田宗子前理事長時代に不適切な支出などがあった疑いがあるとして、弁護士や公認会計士計4人で構成する会計調査委員会を設置すると発表した。来週にも初会合を開く。

 法人側は、使途や支払い根拠が不明瞭な支出が多く、平成23年から昨年12月までを対象とした内部調査で不正が疑われる支出は約1億5千万円に上ったと主張。ただ、前理事長が反論する機会を設けておらず、前理事長の代理人は同日、「事実無根」などとするコメントを出した。

 現在は理事を務めている水田前理事長は、父親が法人の創立者、母親が2代目理事長で、いずれも故人。前理事長は昨年11月30日付で退任し、元文部科学事務次官の小野元之氏が理事長代理に選任された。

 法人側によると、前理事長の退任後に支払伝票などを調べたところ、母親に対して功労金などの名目で約1億円が支払われていたほか、創立者の命日などに「ご仏前」として年複数回、50万円ずつの支出が続いていたという。

■前理事長側「事実無根」

 一方、前理事長の代理人は「水田氏は不正支出に関わったことはなく、事実無根。水田氏は、理事会で同氏が認知症であるとか業務上横領したと決めつけた理事長代理に対して名誉毀損を理由にする損害賠償請求訴訟を提起しているが、学校法人までもが異例な記者発表をしたことは極めて遺憾」としている。

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